映画見てきた:『GODZILLA 怪獣惑星』の面白みはどこにあるのか?

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実は怪獣映画については、あまり明るくなくて、去年の『シン・ゴジラ』も、それほど期待はせずに(でも初日に)見に行った。

結果はご存じの通り、期待値を大きく超えて面白かった。怪獣映画、特撮という文脈を知らない私でも、十分に楽しめる映画だった。

それは『今の日本社会』を十分に批判する作品性を持っていたし、ハリウッド映画ほどの予算はもっていなくても『全体を見せない』ことで、十分に迫力を出せて、観客のアテンションを引っ張れたということもあるだろう。いや、『シン・ゴジラ』はとても面白い映画だった。

しかし、そこで『ゴジラ映画』に対する(私的な)敷居が上がってしまったのは不幸だったかもしれない。正直に申し上げると、私はこの『GODZILLA 怪獣惑星』は楽しみ切れなかかった。


(以下、多少のネタバレを含みます)

映画見てきた:You Tubeで見られる3本の短編、2049へのミッシングリング『ブレードランナー2022/2036/2048』は必見だ!

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前回、『ブレードランナー2049』をご紹介したが、本作が公開される1カ月ほど前に、ドゥニ・ヴィルヌーブの依頼で作られた3本の短編がYou Tubeで公開さていることをご存じだろうか?

もちろん、これらを見ていなくても『ブレードランナー2049』を楽しめることは確かだが、見てから映画館に行けば、より深く『ブレードランナー』世界に没頭できること間違いなしだ。

それぞれ、15分、8分、7分の短編だから、夜のちょっとした時間でも楽しめる。

1作目、渡辺信一郎監督によるアニメーション『ブレードランナー2022 BLACK OUT』が、こちら。

(2作目、3作目は以下にリンクがあります)

映画見てきた:PKディックでさえ予見できなかった『ブレードランナー2049』の描く未来

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「ふたつで十分ですよ」
『No Four. Two,Two,Four.』
と、ハリソン・フォードが言ってから35年。我々はあのブレードランナーで描かれた2019年まで、あと2年というところに来た。

幸いなことに2017年になってさえ、環境破壊で世界は破滅してはおらず、タイレル社は人間に刃向かうNEXUS 6を作ってはおらず(Google社は作ったけど)、クルマが空を飛んだりはしていない代わりに、我々は35年前と変わらず、ガンダムを見て、ゴジラを見て、スターウォーズを見てるという恐ろしい未来に直面している。

そして、そのラインナップに、遂に『ブレードランナー』も加わるというワケだ。

(以下、多少のネタバレを含みます)

映画見てきた:『バリー・シール/アメリカをはめた男』の時代が懐かしい!?

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もう、あんまり覚えていないけど、今みたいにシリコンが世界を埋め尽くしていなくて、すべてが大ざっぱだった時代があったような気がする。

クルマのドアは鉄で出来てて、ハンドルは細くて径がデカくて、エンジンは大ざっぱな感じで回り、道はホコリっぽくて、お金といえば、札束で、他の州に逃げればすべてはうやむやになって、レシプロ機でこっそり国境を超えられて、その気になればドラッグとか手に入った時代。いや、僕らが知ってるのは多分、その切れ端ぐらいだけど。

バリー・シールが生きているのは、ベトナム戦争が終わって、中米の戦争にアメリカが手を貸したり、そこから運ばれる麻薬が問題になったりした時代。

ちなみに、実話を元にした映画なのだそうだ。

映画見てきた:『ダンケルク』日本人の知らないヨーロッパ戦線は、接近したインファイトだった

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血みどろで、屍の山を築いたヨーロッパ戦線

我々日本人にとって、第二次世界大戦といえば太平洋戦線だが、約5500万人と言われる第二次世界大戦の犠牲者のうちおおよそ3900万人がヨーロッパ戦線に於ける死者だ。
(※死者数については、いずれも諸説ある)

ひとつひとつの命に、人生があり、愛があり、親や子、恋人や妻や夫があったことを思うと、この膨大な死者数は途方に暮れざるを得ない。ガダルカナル、硫黄島、沖縄、東京をはじめ各都市へのB-29による無差別爆撃、2発の原子爆弾、シベリア抑留……などによる数限りない我々の知る悲劇の集合である日本の人的被害は約310万人と言われているから、その12倍もの悲劇がヨーロッパ戦線ではあったことになる。

いずれの死も悲劇であることに変わりはないし、数の多寡の問題ではないことは重々承知だが、我々の認識の薄いヨーロッパ戦線で、それだけの悲劇が起っていたことは知っておくべきだろう。

ちなみに、そのうち2660万人がドイツと戦ったソビエトの死者で、500〜1000万人がホロコーストによる死者だと言われている。いかに、ナチドイツの与えた人的被害が大きかったか分かるだろう。

ダンケルクは、そんなナチドイツ軍が押し寄せる中、ヨーロッパ大陸から一時撤退し、イギリスへ帰ろうとするイギリス軍の物語だ。

映画見てきた:エマ・ワトソンがかわいい『ザ・サークル』。SNS中毒なあなたは必見!

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今回は飛行機の中で見た日本未公開の映画『ザ・サークル』をご紹介。日本公開は2017年11月10日だそうだ。

さて、あなたはSNSを楽しんでいるだろうか?

食事や友人との写真を撮り、それをネットに共有する。誰かが、転職したとか、昇進したという知らせをFacebook経由で受け取り、Twitterで訃報を知る。以前とは異なり、我々は仮想空間上の人間関係を日々生きている。

Facebook、Twitter、Apple、Google……など西海岸系のIT企業は、仕事環境においてもいい環境だと言われている。大きいなディスプレイと、MacBook Air。広くて色とりどり床や壁を持つオフィスと、奇妙なカタチのクッションが置いてあるリラクゼーションスペース。まるで公園のような芝生と植栽の間に、大きなガラスで光がたくさん入る先進的な建築物。

同僚とは友人のようにSNSで繋がり、週末には同僚とビーチに出かけたり、庭でバーベキューをウェーイな感じで愉しんで、インスタ映えする写真を撮ってシェアしたりする。

そんな『先進的な人たち』が『本当に優れているの?』という疑問を投げ掛けるのが、この映画『ザ・サークル』だ。

ディープ京都旅、山城のワイルドすぎる獣肉屋『梅本商店』

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洗練された京町屋。祇園の街並みを歩く舞妓さん。細工の限りを尽くした懐石料理。……京都といえば、そういうイメージを持つ人も多いと思うが、そのイメージは観光用に作られたモノ……という側面もなくはない。

周辺は昔ながらの田舎町だし、古い都市ゆえいろいろと『濃い』部分もある。変わった人もけっこういるし、それを許容しているのも『京都』という都市が持つ特徴のひとつではある。

というわけで、今回は、格安で美味い獣肉の料理が食べられる特徴的な店をご紹介しよう。京都のはるか南部、綴喜郡井手町にある『梅本商店』という店が、その超穴場スポットだ。

映画見てきた:浜辺美波がかわいい『君の膵臓をたべたい』は原作破壊か? #キミスイ

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『君の膵臓をたべたい』……とはまた猟奇的なタイトルの映画だな……と思ったら、そうではなかった。ラノベというか、若者向けの小説を原作した映画だという。ちなみに、『キミスイ』と略すそうだ。

ヒロインは膵臓に病を抱えた余命1年の美少女……というと、いかにも過ぎて、アラフィフのオッサンである私にはキツイかな? と思いきや、最後には感動に涙して、小説版も、コミックス版も全部読んでしまった。してやられてしまったのである。

映画見てきた:黄色いヤツにイカレた人向け『怪盗グルーのミニオン大脱走』

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もうあの『黄色いヤツ』が好きな人なら必見の映画。

怪盗グルーシリーズの3作目。いや『ミニオンズ』を入れると4作目の、グルー/ミニオンシリーズの映画となる。

これも前回レポートした『カーズ3/クロスロード』と同じく、巧みにお父さん世代へのマーケティングを取り入れているとことが興味深いので、そのへんも含めてレポートしよう。

(以下、多少のネタバレを含みます)

映画見てきた:クルマ好きオヤジには絶対オススメ『カーズ3/クロスロード』

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クルマ好きなら。特に、アメ車、アメリカンレーシング、アメカジファッションなどが好きなら、絶対オススメなのがPIXERの作る『カーズ』のシリーズ。

子供向きだなんて思っちゃイケナイ。むしろターゲットは子供を連れてるお父さん。そうとしか思えない。

特に今回の『カーズ3/クロスロード』は、『大人の男』が絶対に直面する問題に対して、正面からガッチリ描いている。そして、クライマックスに向けて意外な、そして教訓に満ちた答えが提示される。

(以下、多少のネタバレを含みます)