小学校高学年の女の子が、異世界に行く話。いわゆる『往きて帰りし物語』。
エルマーの冒険から、指輪物語に至るまで、往きて帰りし物語は山ほどありますが、主人公が小学生の女の子ということで『千と千尋の神隠し』を一番思い出した。
監督は、『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』などで知られる原恵一。
そして、キャラクター、メカニック、プロップ、イメージボードデザインは、原監督に見出されたロシアから来たアニメ好き、イリヤ・クブシノブ。
一度みたら、その魅力にいっぱんに取り憑かれてしまう実に魅力的なキャラクー、と不可思議な世界、ユニークな建築物の数々は、彼によって生み出されている。
アベンジャーズ・エンドゲームが話題のこのGWだが、本当に見ておくべき傑作はこの『バースデー・ワンダーランド』かもしれない。
(以下、多少のネタバレを含みます)





