レンズ沼

レンズ沼連載第5回。今回はマップカメラで出会ったインスタグラマーのおかげでわかった今どきのインスタ事情の話。レンズ沼とインスタは、すごく近いところにあるというのが、今どきなのです。これはホントうっかりしていました。短時間でこれだけ目からうろこタイムだったのは、ひさびさでした。

変わらず登場するのは、3人の沼の住人。

  • 松嶋初音(@hatsunex)、ライカ沼の住人。突き落とした人は数知れず。
  • 荻窪圭(@ogikubokei)、ライカ沼から逃げ続けてきたのに、沼の女王からの猛攻を受けている真っ最中
  • いしたにまさき(@masakiishitani)、沼ウォッチャー、せめてライカじゃない沼がいい

いしたにまさき:前回、われわれに一瞬で後輩ができましたよね(笑)。で、話をしたり、インスタの写真を見たり、なによりも写真を撮ってる人を実際に見ることで、あのマップカメラの地下で、ホント自分のインスタに反省したんですよ

松嶋初音:あら

荻窪圭:?

い:荻窪さんが言うように、台湾に行くだけでモデルさんがDMくれる方がたしかに神なわけですよ。われわれ下手に最初からインスタ使ってたせいで、インスタってこういうもの、スマホのものって思い込んで出られなくなっていたんだなあって

初:なるほど

荻:そうそう。iPhoneで撮ってスクエアにしてアップするモノって時代からやってましたから

い:世の中にインスタグラマーがいるのは知識としては知ってたんだけど、それを実際にやってる人と話をして、ああ、おれまちがってたなあと。別にバズらせるのがインスタグラマーなんじゃなくて、こうやって自分の写真を世に問うているのがホントのインスタグラマーなんだなあと。そう考えれば、そりゃ写真機材は全開でいくに決まっているんです。機材全開なんですから、タグも必死でつけますよね

初:ストイックですよね

い:そうなんですよ。真摯な姿勢には学ばないといけないなあと思って、心入れ替えたんです。だから、iPad Pro 10.5をあの後に買ったわけで、そしたらAdobeがスマホとクラウドネイティブの新しいLightroom CCリリースしてきて、やっぱりこの方向は正しかったんだなあと

初:そうつながるわけですね

い:実際、あれ以来、おれのインスタ活性化してます。先日、マレーシアのクアラルンプールに行ったんですが

初:うんうん

い:それでインスタ投稿しただけで、マレーシアのカメラマンとか男優さんとかにフォローされました

初:いい方向ですね

荻:おお

い:ということで、マップカメラにはホントに感謝しております。みんなホントちゃんとタグ見てますよ

初:タグで飛んでくるし、自分がいいねしたものはどんどん関連で表示されますからね

荻:でもあのタグの付け方は難しい。今勉強中です。。。

初:世界が広がりやすいようにできてますよね

荻:いい感じに見てもらえる長いタグは真似できないわー

初:自分が見て欲しい界隈の人たちが使ってるタグを真似することから始めるのがいいですよ

い:そそ、タグは真似るのがいい。あと英語を適当に入れると候補出てくるので、とにかくなんか入力していくとどうにかなります(笑)

荻:そうそう、今、頭の何文字か入れるとタグの候補がずらっとでてくるのは助かる

初:自分だけしか使わないタグは意味ないですからね、あれはいい機能

い:そのリストの中から、投稿数が多いやつに投稿すればいい

初:タグから拾ってそれをリポストするだけのアカウントとかもありますからね

荻:たまに、タグで辿ってきたなって人もいるし。というわけで、猫写真に「#catstagram」タグつけるようにしました

い:あと下手にソーシャルメディア脳になっていると、毎日投稿しなきゃ!とか思うんですが、それも違ってきていて

初:うんうん

い:例えば1日を複数写真の組み合わせでフォトアルバムにして振り返るみたいな投稿にした方が、結局効果高いんです

初:あとは時期をずらしたり、数ヶ月前の写真とかでもいい

い:ただし、タグはちゃんとつけないとダメ。でも、タグはあとから追加もできるので
あとから直してもいい

初:そうですね。あとはコメント欄でもいいかもですね

い:ソーシャルメディア脳、ツイッター脳とはかなり違います

初:はい

い:下手に初期からインスタ使っている人の方が、けっこう脳みその深いところで、スイッチ切り替えないと今どきのインスタはわからないんですよね。それに気づいたのは、全部あのすてきな後輩のおかげですよ(笑)

荻:そうだったのかー

初:あはは

い:ちょっと小難しい話しますけど、Flickrをアップデートしたのはインスタグラムだったことを頭ではわかっていたんですけど、体では理解してなかったということなんですよ。今のインスタって、もっとシンプルに考えた方がよくて、要するに世界最大のフォトストリームだってことだけなんです。みんながいちばん写真を見ている場所っていうだけ。だから、ちゃんと流せばちゃんと答えてくれる、それだけなんですよね

初:ですね、いい出会いでよかった

い:おじさんインスタ開眼です(笑)

初:パンパカパーン!

荻:フォロワー1万人を目指してください!、後輩はフォロワー2万人以上でしたっけ

い:だから、あの日はぼくのインスタ記念日です(笑)

初:おめでたい

荻:おめでとうございます

い:一応、追加しておくと、メインの投稿はちゃんとした写真を投稿する。日々の垂れ流しはストーリーズ。反応なかったり、いまいちだった写真投稿は、後日アーカイブしちゃう。というのが、今の3点セットです

荻:ストーリーズ、使われてますよねえ。

い:なんでストーリーズが使われるのかというと、普通のインスタ投稿はもう普通の写真じゃなくなったということなんですよね(笑)

初:それはありますねー

荻:普通の投稿がストーリーズにいったということか

い:そうなんです、役割が変わった。おじさんはそれに気づいてない(笑)

初:あとは、見る側的にもストーリーズは消えるのがいいんですよねえ。ストーリーは今を共有したい時なんですけど、投稿はちゃんとした写真を投稿したいんですよ

荻:ちなみに、JKやってる姪っこのストーリーズ、たまにみるとスゴい(笑)

い:ログ厨としては、アーカイブで見えなくするって受け入れられないですが(笑)

初:たしかに

い:でも、今のインスタはそういうものだと理解はしました

初:個人的には、ツイッターもフェイスブックもやってなくて、SNSはインスタグラムだけって人は結構いて。やっぱりどっかに日常感を投稿したいっていうのはあるんだけど、それがずっと残るのは本人的にもあんまりよろしくなかったりして。でもリアクションがよかったらそれも一応保存しておいて、複数投稿の一番最後とかにそれを差し込んでおくって感じですかね

い:実際、今SNSで伸びているのインスタだけなので、それがひとつの正解なんですよね。つまり、SNSも垂れ流しの時代から編集の必要な時代になったわけです。ブログでいうと、10年前ぐらいの感じですね

い:さて、マップカメラでそんなイベントが発生して(笑)

荻:実際にα9をお買いになりました、と。うれしそうに、買ってましたね

い:そこから先がわれわれの沼ですね(笑)

初:いい後姿でしたね

荻:予備バッテリーたくさん買ってたのが印象的でした

初:マップカメラの店員さんにも「もうバッテリーは十分です」と言われてましたね

荻:そうそう。でもたぶん、1回の撮影で切るシャッターの枚数が多いんでしょうねえ

初:電池結構食いますって誰かが言ったからってのはありそうですが(笑)

い:おれですね(笑)

荻:まあ、α7使ってるといってたので、身に染みているのでしょう

い:いい顔ですよね

荻:そして夜の街へふたりなかよく消えていきました、と

初:今頃いい写真撮ってるといいですね

い:「これミーティング間に合うかな?」とか言ってた(笑)

初:仕事の合間にα9をお買い上げいいですねえ

い:ホントいいです

 

ということで、次回は荻窪さんが別の沼にずぶずぶとはまっていきます。

 

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