いしたに まさき:今月もHHKBをはじめとして、高級キーボード絶好調のPFUのお時間です。ということで、今回は前回の続きになりますが、要するに今回がっつりとキーボード回です。で、このままはじめてもいいのですが、今回はキーボード回ということで、そのためのBGMを用意しました。今回はこれを聞きながら、みなさんお読みください
おおつねまさふみ:鍵盤の方のキーボードか
い:いや、違うんです。まあ、最初だけなんですが、われわれのキーボードの方ですw
お:タイプライターからパソコンの方のキーボードね
い:ちなみに、このCAPSULEのアルバム。曲名が全部キーボードのキーの名前になってます。そして、ちゃんとそのキーっぽい曲になってるのは、さすがヤスタカ先生ですw
お:SHIFTとかDELETEとかそういう
野間 恒毅:アルバムタイトルが「CAPS LOCK」なのね
い:そうそう。Amazon MusicにもSpotifyにもあります
い:で、キーボード回ということで、もう出ちゃってますが、ゲストにおおつねまさふみさんをお迎えしております(今回、堀さんは欠席)
野:ぱちぱちぱちー
い:で、なんでおおつねさんなのかというと、要するにきょうはこの話を深堀したいわけです。ええ、今回はREALFORCE for Mac テンキーレス「PFU Limited Edition」の話です
パソコンのキーボードはHHKB Type-SとREALFORCE PFU Editionをそれぞれ使ってるけど、個人的にしっくり来たのはREALFORCEのほう。
Thinkpad 535以来で打ちやすさに感動した。— ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ (@otsune) July 21, 2020
お:よろしく
まさふみとキーボード
い:で、このおおつねさんのツイートなんですが、これだけ見てもわかんない人がたくさんいるんじゃないかと。そもそもThinkpad 535って、1996年のPCですよ
お:このツイートはマツコの知らない世界でキーボードマニアの回があった時のツイートだな
い:そう、この時ですね
い:で、実はこのあとに私もREALFORCE for Mac テンキーレス「PFU Limited Edition」を使わせてもらって、これホントいいなあと思っていたので、おおつねさんにも話を聞かないとと思ってたわけです
お:俺がそもそもパソコンのキーボードを触りだしたのは小学生の時にNEC PC-8001でJIS配列を覚えて
い:だいぶ、さかのぼりましたねw
お:その後、色々な変遷があったけど、打っていて感動したキーボードというのは数えるほどしかなくて、その中の1つがIBM Thinkpad 535
い:まさふみにはキーボード歴40年ぐらいの歴史があるのにw
野:535はうちの妹に薦めて買わせました(VAIO作ってた部署にいたのにwww)
い:B5ファイルサイズサブノートの走りですよね
野:このころはHiNote Ultraとかしかなったからねえ
い:私はそれの少しあとのThinkPad 240を使ってました
お:Thinkpad 535は特別キータッチが軽いとか高級品を使ってるというわけではないけど、なぜか奇跡のバランスで打ち心地が突出して素晴らしかった。あとから思い返してみれば、NEC PC-9801シリーズの標準キーボードも悪くはなかったけど、印象に残るほどではなかった
い:あの時代のThinkPadはキーボード全体的によかったですけど、その中でも記憶に残るほどだったのが535だったわけですね
お:Thinkpad 535は本当に触ってすぐに良かった
い:Thinkpad 535は1996年のPCですから、REALFORCE for Mac テンキーレス「PFU Limited Edition」は25年ぶりの記憶に残るキーボードってことですよね
野:四半世紀w
お:PC-9801でMS-DOS Ver.5.3を使っていた時に、Lotus 1-2-3とかVZ Editorとか一太郎 Ver.3を使ってパソコンの作業をよくしていた時は、脳と作業がシンクロして一種のゾーンに入ることがあったんだけど
い:まあ、ゾーンに入るにはキーボードが手に合ってないとダメですよね
お:PC-9801はしばらく調子を整えてからじゃないとなかなかゾーンには入らなかったが、Thinkpad 535は触ってすぐに脳と画面が一体化した
い:それはすごいな
お:小学生の時にPC-8001でキーボードを覚えたのが自己流で、ホームポジション無視で刻印をチラ見しながら10本指打法という感じだったんだけど、Thinkpad 535は適度にキーが狭くて手をあまり動かす必要がなくて、ホームポジションに強制される形に
い:あー、なるほど。535のキーピッチ17mmだそうです。サブノートにしては広め
お:その後DTPをやっていた時期はPowerBook 2400cやApple拡張キーボード2を主に触ってたけど、Thinkpadの時のような人馬一体感はなかったなー
い:その2つもけっこういいキーボードですけどね。それにしても、その535以来ってのは、それにしてもすごいわけでw
お:DOS/Vブームの時なんでPC/AT互換機もちょいちょい触ってたけど、全く印象に残ってない。まだMacのキーボードの方が全然良かった
い:私も今使っているんですが、ここまでいいのは、Apple II GSキーボード以来かなあ
お:REALFORCE for Macは最初に触った時はなんかストロークが長くてスコスコした感触なので「あれ? 評判ほどはよくない気がするぞ」って第一印象だったけど、実際に接続して入力してみると第一印象が覆される
い:わかります。APCの調整ですよね。あのAPCの設定を試して、自分に合う設定を発見すると評価が一変します。私はいろいろと試して、今はAPCは3mmでおちつきました