堀:Eightは、業界によってはそれ自体がSNSのようになってますので、周囲の人が使っているならば使わないといけないでしょうね
い:あとEightは専用サービスということもあって、社内とかでの共有が楽
堀:新しい名刺をもらうのも好きなのですが、情報が変わったときに、Eight経由でアップデートしてくれるのもたしかに素晴らしい
い:あれ、アプリで見れるのいいですよね
堀:名刺専用のアプリですからね、さすがに良くできてます
い:私はEightに関しては、大反省をしたことがあって
堀:ほう
い:通知をたしか300ぐらい貯めたことがあります(笑)
堀:ひゃあ(笑)
い:次でいいやと何度か思っていたら、気づいたらそうなっていたという、、、さすがに今はもうそんなに放置することはありません(笑)
堀:Eightは、学者で使っている人に会ったことがない…学会でやってくれればいいのに!
い:まあ、ビジネスユースですからね
堀:科研申請にはEightがないといけないとか!
い:いや、この話はこれ以上やめましょう(笑)
い:で、クラウドの次がEvernoteですね
堀:Eightと違って、Evernoteはそこにくると、名刺専用というわけではないですが、最近だと自動で名前や住所や電話番号を抽出するので、かなり近いことはしてくれるようになってるのはありがたい
い:まあ、要するにわれわれ2人ともEvernote派なんですが、これはもう過去の経緯とかいろいろとありますし、他の場所にデータを貯めても仕方がない状態になってますので、もう仕方がない(笑)
堀:しかたない(笑)
い:とりあえず、私のやり方を先にだしましょう
堀:はい
い:何年前でしたっけねえ、名刺専用のノートが、実はEvernoteにはあります
堀:あれは背後で地味につねに改善しているので、とてもいいものです
い:スキャンデータをOCRして、名刺情報を自動的に分類してくれます、精度もどんどん良くなってますし
堀:僕は、Evernoteが日本語の名刺を初めて OCR させようとしていた頃にカリフォルニアの本社にいったことがあるんですが、僕の名刺をわたしてその場で撮影してスキャンさせたらボロボロだったんですよ
い:あらら
堀:そうしたら「ちょっと待て」といって、一週間後に「お前のデータ、完璧に読めるようにしたぞ。他の例をよこせ」って言ってきまして(笑)
い:さすがですね
堀:いまでは OCR のエンジンもたぶん Google のに変わったんでしたっけ。もう気にする必要がないくらい精度が良くなってますけど
い:よっぽど変なデザインでもない限りは大丈夫です
堀:データ化についてはその頃のノウハウがいまでも生きてるのが強いですね
い:で、私のEvernoteでの名刺の整理方法なんですが、、、まず、事務所に戻ったら、PCのディスプレイの定位置に置きます。すぐにメールとかしないといけない場合も、ちょいちょいあるので目に見えるところに、まず一度置きます
堀:定位置に置かない名刺は勝手にあるきだす。新社会人はこれ宿題にでますよ!
い:で、ディスプレイの邪魔になる高さになったら、一気にScanSnapでスキャンします
堀:えええええ(笑)
い:名刺の山の高さで管理(笑)
堀:イベントごとにとか、意識の高い整理法が吹っ飛んだ(笑)
い:スキャンした時点で、最低限のタイムスタンプは付きますからね。あと、これは忘れない方がいいぞってことは名刺にメモしてしまいます
堀:物理で書く、と
い:というか、私の管理方法、ほぼ物理です(笑)
堀:やっぱり、モノだというのが名刺の良さですねえ。そしてそのモノの感触を残してスキャンするからこそ、意味があると
い:で、スキャナしたら、ScanSnapの横にまた山を作る場所がありまして、そこに積み上げます(笑)
堀:あれ?名刺の山が2つ?
い:そこからあふれたら、名刺を全部つっこんでいるIKEAのボックス行きです
堀:あ、なるほど。すぐには捨てない、スキャンの鉄則ですね
い:だって、めんどくさいし(笑)
堀:失敗してることもありますし、すぐ整理はダメですよね。ひと呼吸おきたい
い:そうなんですよ。あと、さっきOCRの精度の話が出ましたけど、最悪、日本語がダメでも、今どきメールアドレスがない名刺なんてないですからね。アルファベット、というかドメイン名で検索すれば、だいたいヒットします
堀:ScanSnapを意識するなら、名刺は片面にせめて名前くらいローマ字をいれよう、というハックにつながるわけですね
い:おー、うまいまとめだ。さすがライフハック大王
堀:検索結果がヒットする可能性が高まります
い:これが私の意識の低い物理的な山で管理する名刺管理方法です、管理してないけど(笑)
堀:私の整理法は後半で紹介しましょうか
い:ですね。ということで、後編に続きますー
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