3月15日、下北沢ERAにおいてBLACKNAZARENEの定期公演「洗礼」が開催されました。

「水曜日のカンパネラ」も初ステージを踏んだ下北沢の人気ライブハウスで、月に1度行われてきた「洗礼」は今回で記念すべき12回目。自身最大規模となる新宿BLAZEでの単独ライブを控え、魅力を爆発させた熱狂的儀式となりました。

前回、こちらでご紹介して以来楽曲をリサーチして挑んだBLACKNAZARENEの定期公演。

まずはオフィシャルでYouTubeにアップされている2018/11/8の「洗礼」の様子をご覧ください。

そして、今回。

200人のキャパいっぱいに訪れたファンの半分程が女性であり、女性限定エリアの広さにまず驚かされました。
私が知る限り、女限は広くてもせいぜい前1/4くらいですから、圧倒的な女性人気がここからも窺えます。
メンバーへのリスペクトを強く感じさせる服装のファンに、グッズTシャツを着た男性ファン、はたまた会社帰りでしょうか、スーツを着た方もおられるというフロア。
19時半スタート予定を若干オーバーしてはいましたが、そのぶん高まった期待感の中、「洗礼」は始まりました。

セトリは以下の通りです。

https://twitter.com/todacrn_/status/1106579896766091264

ライブ中に曲名をメモしきれなかったので、呟いてくださって助かりました・・・

 

YouTubeで確認できるパフォーマンスは残念ながら数少なく、現場に行かなければBLACKNAZARENEのパフォーマンスを存分に味わうことはできません。

そして、数少ない「資料」で知ることができるのは、やはり彼女たちの魅力の万分の1でしかありませんでした。

魅力1 楽曲の幅が広い

BLACKNAZARENEはエモーショナルなロックというイメージでしたが、1時間程度のライブに多様な世界観が凝縮されていました。

私が印象的だったのは4曲目「7/7」。それまでの3曲が激しい「BLACK」なロックだったすれば、この曲は「WHITE」なポップスという感じ。世界観で喩えるなら、人々が殺到する黒いキリスト像ではなく静かに祈りを捧げられる聖母マリアが現れたといった雰囲気。

他にもセットリスト全体として重すぎない構成にされており、そういった持ち歌があるのは幅広い層から支持を得られるのではないかと思いました。

魅力2 メンバー全員の特色が際立っている

メンバーそれぞれが個性的であることは言うに及ばず、舞台上での表現もそれぞれ特色がハッキリしています。

南向いずみは高い歌唱力を持っていますが、シルキーで滑らかな歌声。芯は通っているんだけど柔軟で、圧力はあるんだけど優しく鼓膜に染み込む。不思議な歌姫です。

一方で冬野あゐくは、コケティッシュな歌声でした。聴衆をロックダウンするのですが、それは鎖で拘束するような束縛ではなく、甘くねっとりした綿飴に絡め取られるような感覚になります。

戸田ころねの歌声は、名手が放った矢の一射のごとく素直にライブハウスを貫きます。声が飛び行く様子が目に見えるかのようであり、最後方で見ていた私はその直撃を受けてしまいました。

清乃希子は、安定感のある正統派でした。彼女の歌声は放射状に広がり、そして反射し跳弾のようにライブハウスを飛び交うのです。

フランス人形のようなルックスからは想像だにしないパワフルさを感じさせたのが、村田実果子。ビブラートを操りながら凛とした歌声で楽曲に華を添えていました。

5人のメンバーそれぞれが被ることのない個性を持って楽曲を表現し、そこから放たれた五条の光線が結ぶ像がBLACKNAZARENEという世界。

個性派が集まっているのに集合体としては1つにまとまっているように感じるのは、とても不思議な体験でした。

魅力3 ギャップにヤラれる

クールでブラック、ロックでパッショネイト。

楽曲の合間のMCは、そんなグループの印象は真逆でした。

その様子はまるで友達同士の日常会話を見ているように、賑やかで和やかで何の打算もありません。フロアを見ると、皆がにこやかに5人を見守っているという光景はむしろ微笑ましいくらい。

自己紹介や特典会においてもそうでしたが、BLACKNAZARENEは暖かみのあるグループなんだなという月次ですが感想を持ちました。

 

BLACKNAZARENEの楽曲やライブパフォーマンスをYouTubeで見る機会は多くありませんが、サブスクリプション系サービスではほぼ全て視聴可能です。

BLACKNAZARENE – LINE MUSIC 

ここでも十分にその魅力は感じられることができますが、ぜひとも歌って踊る彼女たちを見ていただきたい。ライブハウスの音圧とともに、そのパフォーマンスを体感していただきたい。

もちろん、特典会までしっかりと参加してギャップにも触れてください。

多分、ハマりますので。

なお、BLACKNAZARENEは3/26に新宿BLAZEという自身最大規模の会場での1周年記念ライブ「奇祭」の開催が決定しています。

すでにかなりのチケットが売れているようですが、まだ若干の残りがあるようですので、気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

大きな会場でも、彼女たちは必ず映えると思います。