今月も「渋谷LOFT9アイドル倶楽部」を見に行ってきたのですが、やはりこのイベントは面白いアイドルが見つかりますね!

トークの軸となるアイドル2~3人、その周りを多様なキャラクターのアイドルが固め、熟練の匠である吉田アナが回すという布陣は、参加2回目にしてハズレ無しであると確信しました!

今回の出演者は、髙萩千夏(アップアップガールズ(2))さん・ 西園みすず(さんみゅ~)さん・ 八木ひなた(なんきんペッパー)さん・ 森みはる(26時のマスカレイド)さん・ 日向ハル(フィロソフィーのダンス) さん・柊宇咲(monogatari)さんの6人。

幅広い年齢層とキャラクターのラインナップで、客席はアルコールありという座組でした。
特に印象的だったのは、森みはるさんの自由奔放さと日向ハルさんの天真爛漫さ。彼女たちの嵐のようなパワフルさが今回のイベントを引っ張ります。

さて7回目の「渋谷LOFT9アイドル倶楽部」は、全員が私服で登場。こういった姿が見られるのもヲタクにとって嬉しいところです。

またこれは実際に起こったことですが、壇上のアイドルが注文するのと同じ飲食物を客席でも注文できるというのも魅力。八木ひなたさんが「明太スパゲッティとブルーベリータルト」を注文されたところ、眼前のお客さんも即座に同じものをご注文。こんなことができるイベント、聞いたことがありません。

また、このイベントの特徴は、通常であればトークの枕にしかならない「プロフィール」がガッツリとメインになるところにもあります。6人のプロフィールを紹介するだけで2時間近くにですから驚きです。

先陣を切ったのは、アプガ(2)の高萩さん。いわき市出身であり実家がいかに田舎であるかを披露します。米や野菜を実家で作っておりスーパーで買ったことがない、家にハクビシンが住んでいるといったエピソードが飛び出します。ハクビシンが何かわからない柊宇咲さんや「オコジョ?」と聞く日向ハルさんの絡みも可愛かったです。

しかし、そこに鋭いカウンターを打ち込んだのが森みはるさんでした。コンビニや自販機が遠いというエピソードに対して「Uber Eatsは!?」とツッコむのは、面白すぎるし現代っ子すぎます。

なお、高萩さんは元々、森さんに憧れていたそうで出演者の名前を見て「湧いた」んだそう。こういった背景を知ることができるのもこのイベントの素晴らしいところです。

さんみゅ〜の西園みすずさんは、「婚活パーティに来たかのよう」と司会の吉田さんが評するプロフィールを披露。大人の女性、いやむしろ母親的な立ち居振る舞いと抜群の安定感を周囲から評価されます。お料理が得意だそうで、カレーをスパイスから作るという本格派!その腕前はぜひ彼女のinstagramでどうぞ!

https://www.instagram.com/sunmyu_misuzu/?hl=ja

アイドルとYouTuberという二足の草鞋を履く「なんきんペッパー」の八木ひなたさんのプロフィールでは、その趣味に注目が集まりました。なんと、仮想通貨!こつこつと買い増しており、ポートフォリオはリップル100%とのこと。「リップラー八木」を自称しているという発言には、吉田さんから「グラップラー刃牙みたいだ」というツッコミが。給料がビットコインというアイドルの話題も過去ありましたが、八木さんは筋金入りですね。

期間限定で居酒屋を経営し、バイトも自ら探したという八木さん。経営学部に在籍しており、お店の決済をリップルでやりたいという目標もあるんだとか。

「26時のマスカレイド」の森みはるさんは、ここまでの言動からかなりのお嬢様なのではと疑われます。「どんな家に住んでたのか?」という質問に対して「フローリング」と答えたあたりはトークスキルの高さを感じずにはいられません。途中からは、隣に座る日向ハルさんの入れ知恵で吉田さんに「うるせえ」「それ以上聞くな」と悪態をつく始末。森さん、強すぎました。それこそグラップラー刃牙なみに強い。

極めつけは、自分は家のことを頑なに「プライバシーだ」と話さなかったのに、特技として「メンバーの住所を覚えている」と話したことですね。それこそプライバシーだという総ツッコミが入ったのも致し方ないところです。彼女が社会のエグゼクティブを相手に繰り広げる辛口人生相談企画なんて、見てみたいかもしれません。

業界屈指のソウルクイーンとして知られる「フィロソフィーのダンス」の日向ハルさんは、趣味を飲酒と言い切り、このイベント前に何杯か引っ掛けてきたという酒豪キャラ。腹踊りができると豪語し、なまこ酢と梅水晶を食べてきたことをプロフィールとして披露する姿は、明らかに従来のアイドル像ではありません。この豪快さが彼女の魅力ですね!Tシャツは千代の富士のプリントだし!

自身のプロフィールパートに限らず、あらゆる場面で彼女らしいツッコミを積極的に入れていく姿勢は、こういったトーク企画で効いてくるんだなと痛感しました。日向ハル、恐るべし。

最後に控えるのが、monogatariの柊宇咲さん。今回最年少の16歳!

「なんでも美味しいと言える」といういかにもアイドルらしいプロフィールには、客席から待ってましたとばかりに歓声が上がります。また2003年生まれという情報に、日向ハルさんから「昨日じゃん!」というツッコミが。

趣味は、ホワイトシチューに食紅を入れちゃうといった「カラフルクッキング」。通常であればかなりパンチの効いたエピソードでしたが、いかんせんそれまでのキャラクターが強すぎました…

とはいえ、可愛いから全てが許されるというポジションもまたこのイベントには必須。個人的にはiPhoneケースが家に60個ある、というエピソードが印象に残りました。

6人のプロフィールを紹介するだけで、2時間近くを消費するアイドルイベントが他にあるでしょうか。そして、ここまで終始微笑ましく見られるアイドルイベントがあるでしょうか!?

「渋谷LOFT9アイドル倶楽部」は幅広いアイドルに出会えるだけでなく、その個性が体当たりでぶつかってくるので全員のことが好きになってしまうこと間違いなし。
全員ではありませんが、トークのあとに特典会があるので、気になったアイドルさんとお話することも可能ですよ。

さて次回は、9月17日(火)。出演者はまだ公開されていませんが、誰が出ても間違いなく面白いのチケットはお早めに!