きゃんち:おーーーー
い:このよりもい、2018年冬の展望では、完全にノーマークでした
きゃんち:でしたね
い:すっごいよかった。ここ数年でもかなり上位です
きゃんち:どんな話なんでしたっけ
い:女子高生が南極に行くっていうそれだけの話です(笑)。話の中身としては、ひとつには仲間の話、もうひとつが、そもそもなんで南極ってところにかかわるんですが、準主役の女の子のお母さんが南極で行方不明というか死んでいて
きゃんち:ほう
い:越冬隊ですね
きゃんち:メイドインアビスかな?
い:で、その子供である女の子が
きゃんち:はい
い:どうしても南極に行きたい!と動き回っている間に、仲間を見つけて、仲間がいたから行くことができて。でも、その仲間たちも、女子高生がわざわざ南極に行くぐらいなので、みんな問題抱えていて。で、それがホントにすべてちゃんと回収されていくんですよ
きゃんち:ぱっと聞く限りだと、女子高生が南極に??ファンタジーかなって思うけど、現代劇なんですかね?
い:現代劇です。で、最後の最後にお母さんの問題も、その手があったかああって形で見事に回収されていて、そのシーンって、メールを受信するだけなんですけど。最終回の1つ前。もうね、こんなに泣いたのいつ以来ってぐらいに泣いてしまって
きゃんち:そ、そんなに(笑)
い:そんなにです。というか、見ていた人はわりとみんなそうで(笑)。そのメールのシーンは、メールという演出がアニメ出てきてからの最高のシーンのひとつだと思いますし、これを上回るメールの演出は当分出てこないんじゃないかと思えるほどですね
きゃんち:ほお
い:もうね、その構成力がすごいんですよ。というか、今そのメールのシーン思い出せばすぐ泣ける(笑)。ストーリーとしては現代劇の群像ものでしかないし、すごく目立つキャラもいないんですが、オリジナルもので、全13話という長さをこれだけうまく使ったものって、ちょっと他に思いつかないレベルです
きゃんち:チェックします
い:最終回がエピローグで、最後南極からするっと帰ってくるだけなんですけど、その1話で、残った伏線全部回収していくのも、最高に見事で。1つ1つの回収は、短いものなんて数秒レベルなんですけど、ちゃんとしているんですよ。12話まで見た人にとっては、それで必要にして十分で、さらにやりすぎてもいないというまさにエピローグ回
きゃんち:誰なんですか?脚本
い:花田十輝。京アニ系の仕事が多い人ですね
きゃんち:あー、ラブライブも書いてます
い:これはマッドハウス制作ですが
きゃんち:シュタゲも!
い:ああ、『ノーゲーム・ノーライフ』チームということか
きゃんち:そか、そうですね。艦これ……あの伝説の…は置いておこう
い:中二病でも恋がしたい!とか、けいおん!もそうですね
きゃんち:売れっ子作家さんですねえ
い:で、これ前評判もあんまりなかったんですが、じりじりと盛り上がってきていて、けっこうクチコミで盛り上がったパターンだと思います。最終回近くになったら、見ている人かなり増えてました
きゃんち:確かに、名前もちょっとずつツイッターで見かける機会増えてました
い:実際、話がぐぐっと動いたのも、たしか7話以降で。そこから先はもう神回連発で。で、そのお母さんを亡くしている女の子が報瀬ちゃんというんですが、、、まあ、毎度のパターンですいませんが、、、、花澤さんで(笑)
きゃんち:好きだなあ、ざーさん
い:でも、いつもの感じとちょっと違っていて、最初はまったくわかってなくて、、、というのも毎回のパターンですね(笑)
きゃんち:(笑)
い:まあ、でも今回に関しては、それはわりとどうでもよくて、ホント構成のすごさです
きゃんち:でも、7話ですものね?動くの
い:こんなに満足感の高い最終回である13話を見たのも、実にひさしぶりで。でも、そこまでちゃんと種まきしているんですよ、だから後半一気に動くんですよ
きゃんち:ちょっと前までね、今のTVアニメって前段階とか1〜3話で早めにいい位置につけないと、難しい感じがしてたんですけど、配信が当たり前になってきたので、あとから追いかけることも可能といえば可能で、それがいい形に働いたりしてるのかな
い:わかります。そう、まさにそれなんですよ。私も「宇宙よりも遠い場所」は、アマゾンで追いかけて
きゃんち:それはよいこと!
い:最後の方はオンタイムで見てました。それができるのが、ここ2年ぐらいで、ホントに大きな変化ですよね
きゃんち:アマゾンかネトフリかdアニメ
い:そう、どっかでやってるんです。配信しない方が目立つ感じになってきました。
きゃんち:ですね
い:つまり、話が尻上がりによくなることが許されるという状況はとっくにできていたわけです。それは頭では理解していたはずなのに、視聴体験としては「よりもい」を見るまで理解してなかったんだなあと。そこが大きな反省ポイントです
きゃんち:まあ、全部7話まで見ることも、不可能ですから^^;
い:PV13万回かあ。今どきにしては、やっぱ少ないなあ(笑)。ああ、でも全12話が終わって、このPV見ると、やっぱグッとくるものがあるなあ
きゃんち:今予告編見てますけど、ぜんぜん花澤香菜さんじゃないですか(笑)
い:えー、そのつっこみも毎回そうですね、ホント毎回すいません。おれはホントにファンなんだろうか(笑)
きゃんち:それでいいんですよ、きっと
い:まあ、もうあきらめました(笑)ということで、アマゾンで見れますので、みなさん、ぜひどうぞ
きゃんち:はーい、みまーす
い:で、前期の私の振り返りとしてはこんな感じですね。順位もこの並びです。ダリフラは24話あるみたいなので、まだわかんないですけど
- よりもい(は今話した)
- ゆるキャン△
- ポプテピピック(はもう話した)
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン
- ダーリン・イン・ザ・フランキス
きゃんち:私は、この中だとヴァイオレット・エヴァーガーデンですね
い:じゃあ、次回ヴァイオレットちゃんの話をしましょう。なにげに次回も構成の話になってしまいそうな気がしますね
きゃんち:おお!これは後世にかたり継ぐべき構成だ!なんつって