だいたいの方向がわかればOK。だよね。

2015年にKickstarterに登場。スマホで設定した目的地まで、野も川も山も海もスルーしてただただ直線距離と方角だけを指し示す電子コンパスが「BeeLine」です。面白そうな道や景色があったらすぐ曲がってしまう寄り道スタイルのチャリダーに最適な性能がウケたのか、プロジェクトは成功を収めました。

現在は一般販売中。日本から注文することもできますが、日本のクラウドファンディングkibidangoで、正式輸入するためのプロジェクトが進行中とのこと。325万円という目標金額を達成したら、アプリの日本語ローカライズも行うそうです。ほほう。

表示部は低消費電力なモノクロ電子ペーパーを採用。方角、距離、時間などを表示するだけなので、カラーである必要はないですもんね。なおスマートフォンと常にペアリングしておく必要があるため、運用時は「BeeLine」よりもスマートフォンのバッテリーに注意したほうがいいでしょう。

アプリで目的地を設定しますが、中継地の設定も可能です。千葉から羽田空港といったように、常に海に矢印が向くような地域を走行する際はこの機能を使うべきですね。

モーターサイクルでぶらぶらっとツーリングする人にとっても、お役立ちなアイテムになるとみました。ほら、カーナビ系のアプリを使うと道を変えたときに「ルートから外れました。ルートを再検索します」って言ってくるじゃないですか。いんだよ、こっちはテキトーに走ってるんだから、という思いがまだスマートフォンに伝えられない現在、「BeeLine」みたいなプロダクトがあるといいなと思っていたんですよね。

願わくば「BeeLine」の本体側にスイッチなりタッチセンサーが欲しかった! 気になる建築物やラーメン屋がある場所を走行中に、その位置のGPS情報をピンポイントで記録できる機能が欲しかった! 

日本正式輸入時の価格は1万9,800円(税・送料込み)となる予定。kibidangoで支援すれば、早割の1万3,800円、もしくは1万4,800円のプランが狙えますよ。