【タニマチPR】ボーカル曲はボーカル中心に聴きたい方へ「cheero BB mini」

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仕事柄イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くことが多いんですけど、オフタイムでいくならスピーカーの音のほうが好き。それも肩肘張らずにのんべんだらりとマイペースなポジションで聴けるスピーカーが大好き。

近年のイヤホン&ヘッドホンは分解能がグググっと高まっちゃって、まるで4000万画素級デジカメのよう。だから録音状態、ミキシングやマスタリングのクセまで赤裸々に描いちゃうものが多くなりました。

だから、合わないトラックにはほんと合わない。嫌味雑味も「ほいきた」と鳴らしちゃうから。

BGM用途ならば低域から高域、隅々までシャープなパンフォーカスより、ちょっとくらいナローなほうがブギウギるってもんです。だから鳴らす場所の空気をふんだんにつかって分散し、さらに壁とか天井で乱反射して、ふくふくしい関節音がセットになったスピーカーの音のほうが好き。ええ、BOSE博士のダイレクト/リフレクティング理論を信じている派です。

さて本題。今日はモバイルバッテリーメーカーとして燦然たる存在感をスプラッシュしているcheeroのBluetoothスピーカー、「cheero BB mini」を聴いてみました。見てくださいこのめんこさ。スピーカーにアンプにBluetooth周りの回路が入っておひとつ、ゴルフボールサイズなんです。

ハコはアルミニウム削り出し。球形と相成って剛性高し。スピーカーというと四角いハコを思い浮かべがちですが、音質を追求していくと球型のメリットがでてくるんですよ。中高域の音波は指向性が強いから前にグッと突き進みますが、低域の音波はハコの周囲をぐるりと回り込みやすいんですよね。その際にハコの面やカドにぶつかって低音波形だけ変な方向へ広がってっちゃいがち。さっきの「ふくふくしい関節音」とは違って、嫌味な音に育っちゃうことがあるんです。

で、球型だとその影響が少ないってワケ。

まあ「cheero BB mini」はもともと低音が出ない、かまぼこ型の鳴り方がするスピーカーなんですけどね。低域は500Hzあたりからボリュームダウン。80Hzあたりで音階の見極めが難しくなる音量でした。高域方面は6kHzあたりから下がっていき、15kHzまでがギリ実用的かな。

実際の音としては、ドラムやベースのインパクトは薄め。でもボーカルはシャキッとシャープで密度もある。滑舌の良さとか発音まで明瞭に(もしくは赤裸々に)わかる。高域もシャープだけど音量控えめなのでシャリシャリ感は控えめで聞き取りやすいもの。ア・カペラとかゾクっときますよ。ギターの独奏もいい。浸透力があります。特にBPM高めで緻密な演奏をしている曲がいい。

低域の密度頼りなドッタンバッタン大騒ぎ感はないものの、ボーカル&メロディを楽しむためのスピーカーとしては価値高め。周波数方面ではなく、時間軸方面で正確性を追求しているタイムドメインラボが監修したというのも頷けます。ほんとに、小型のタイムドメインスピーカーらしい音なんですよ。

「cheero BB mini」の個性はほかにもあります。実は2機用意すればステレオ再生が可能なBluetoothスピーカーなんですよ。

そして付属品のロングなフレキシブルUSBケーブルを使えば、スピーカーの位置や角度を自由自在にセッティング可能! フツーに自分の目の間に置いてもよし。スピーカー部を横向きにして積極的に壁で反射させるセッティングもよし。外耳道に直で音波が入るよう、耳の真横に置いたセッティング(開放型ヘッドホンのような音場になる)もできちゃう。

「cheero BB mini」の狙いとしては、各楽器やボーカルの位置がビシっと決まる確固とした定位をもたらすものなのでしょう。本体を宙に浮かすことで不要振動が床やテーブルに伝わりにくく、音をシャープに保てますから。

でも個人的には、反響・間接音を活かした使い方もグーだと感じています。おっ!と思った時はスピーカーグリルをこっちに向けて音楽に集中、ながら聴きが気持ちいい曲だったら外側に向けて仕事に集中とか、小さくて軽くてセッティングしやすいスピーカーだからこその使い方ができるんですから。状況に合わせて使い方を変えていかないともったいない。

で、いろいろな場所&セッテイングで試してみたのですが、テントの中で聴くのがめっちゃよかった! フツーの屋外だと音が拡散されすぎで痩せた音に聞こえてしまうのですが、テントという小さな閉鎖空間だと音が四方八方で反射して、音に包まれるかのような感覚が味わえるんです。かといって風呂場ほどのリバーブはなし。ここが絶妙なところ。

周囲の川のせせらぎや野鳥の声がすっと入ってくる。そのなかで自分の好きな曲をテント内に拡散する。あとはちょっとしたお酒か、お茶があれば最高。リラクゼーション効果、高し。

ボーカル曲を、ボーカル中心に聴きたい方におすすめしたいと思っていましたが、キャンプ好きにもいいかも。重ねて書きますがゴルフボールサイズだから荷物の隙間に入れられますし。

 

 

[タニマチPR]モテモバイルバッテリーの定番はcheeroの新作「Twintail 10050mAh  Lightning / MicroUSB ケーブル一体型」ってことでいいと思います

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モバイルバッテリーでおなじみのcheeroから「cheero Twintail 10050mAh  Lightning / MicroUSB ケーブル一体型 出力3ポート」が発売されました。

安定の大容量10500mAh(iPhone8なら3.5回分充電可能)とAUTO-IC機能搭載付きで、さらに今回はなんと2つの充電ケーブルを内蔵してきました。

これは、この手できたか!というモバイルバッテリーですね。