「BLACKNAZARENE」というアイドルを知ったのは、つい最近でした。

当初、漆黒の衣装に身を包み、疾走感のあるロック調の楽曲を歌い上げるアイドルグループは、このご時世においてはけっして異色というほどではなく、珍しくもないとあまり気にならなかったのです

もっと奇抜なパフォーマンスをするアイドルもいれば、もっと激しい楽曲を歌うアイドルもいるじゃないか、と思っていました。

しかし、何度かBLACKNAZARENEを聞いていると考えが変わりました。

もはや王道アイドルは、中庸ではない。しかし、方向性を振りすぎると馴染みにくい。

そうすると、BLACKNAZARENEは今最も「ハマりやすいアイドル」ではないかと。

「BLACKNAZARENE」は元アイドルの美月リカによるプロデュースのもと、2018年3月にデビュー。

そのグループ名は、毎年1月9日フィリピンのマニラで行われる狂乱の奇祭「ブラック・ナザレ祭」が由来。インパクトは大です。

メンバーは5人。

南向いずみ

明瞭で聞き取りやすくストレート、パワフルでノンビブラートな歌声を投げつけてくる歌姫。Garasというプロジェクトでもボーカルと務める実力派です。

歌の技巧は後からでも身につくのでしょうが、彼女の声は天賦の才と確信しています。

村田実果子

BLACKNAZARENEのファッションアイコン。instagramのフォロワーは8万人を越え、モデル、Youtuberとしても活躍しています。

まるでお人形さんのようなルックスで、同性人気が非常に高いメンバーなんだそう。

戸田ころね

直前に所属していた「atME」では、ムードメーカー的な明るさでグループを牽引していた彼女。

ダークな印象の「BLACKNAZARENE」においても、その雰囲気は健在。SNSにおいてもポップでキュートな空気感を惜しげもなく発揮しています。

迫力あるダンスも印象的です。

冬野あゐく

小悪魔的でキッチュな雰囲気に、キュートで伸びやかな歌声。南向いずみとともにロックな楽曲を支えるメンバーです。

Twitterでの自己表現も見ていて面白く、個人的に見ていて楽しいメンバー。

エアバンド「ふゆのどうぶつえん」のメンバーでもあります。

清乃希子

もともとは村田実果子と「(株)やみつきカンパニー」というアイドルグループで活動していた彼女。

クールかつガーリーなルックスと親しみやすい歌声が特徴的です。

Tweetの最後に何故か「キコ」と署名をつけているのが気になる。

やはり、BLACKNAZARENEは馴染みやすい

先だって私は、BLACKNAZARENEを「ハマりやすい」と書きました。

重厚すぎず、疾走感のあるロックナンバーでありながら、ファンとの一体感を出しやすいアイドル的な曲調は、耳馴染みも良く、スっと入ってきます。

クールでダークなルックス(衣装を含め)は、フリフリ衣装のアイドルと比べると接しやすいという方も多いハズです。

統一性のないメンバーのビジュアルも、幅広いファンを獲得しそうですし、ライブ映像を見ていると同性ファンが非常に多そう。

また、彼女たちの定期公演は「洗礼」と言われていますが、その名前の奇異さとは裏腹に動画を見ると初見にも優しそうな印象です。

自然と体が動くような楽曲はもちろんのこと、MIXもわかりやすい。

初現場から楽しめそうじゃありませんか?

「THUG×kawaii」をグループコンセプトに掲げ、アンダーグラウンドなストリートカルチャーとアイドルシーンを融合させ、ビジュアル面と楽曲面から唯一無二の世界観をアプローチする。

YouTubeには、こんなプロフィールが記されていアイドルであることは重々承知で、言わせてください。

BLACKNAZARENEは、今一番ハマりやすいアイドルであると!

楽曲に触れれば、「洗礼」の映像を見れば、おそらく万人が一度は見てみたいと思うはずですから。凄く尖っている感じもせず、危険な感じもせず、めちゃめちゃ盛り上がれそう!結構すぐにハマりそう!

アイドルとは「偶像」のこと。本家フィリピンのブラックナザレ祭のように、BLACKNAZARENEに人々が殺到することもけっして遠くない未来の話だと思っています。

割と本当に、アイドルヲタクのキャズムを越えてブレイクするかもしれません!

 

YouTubeを見て気になった人は、来る3月26日に1周年記念ライブが新宿BLAZEにて開催されますので要チェックです!

新宿BLAZEはアクセスも良い立地ですし、すごく見やすい会場なのでおすすめです。