かつて、「ご当地アイドルブーム」というものがありました。
2000年代初頭にその萌芽を見ることができ、2010年代に入ると爆発的に増加。都道府県のみならず、市町村にいたるまで何百組というご当地アイドルが誕生したのです。
至る今日。
弱肉強食とも言える苛烈な自然淘汰を経て、その地域で確固たるポジションを築き上げ、東京でも多くのファンを獲得したご当地アイドルがいます。
三重県のご当地アイドル「煌めき☆アンフォレント」もその1つ。自身ではその地方性を確固たるアイデンティティとしながらも、全国的な認知も獲得しつつあるようです。
2015年にデビューした「煌めき☆アンフォレント」は三重のご当地アイドルであり、東海地方を主なフィールドとして活動しています。
三重テレビではテレビの冠番組「三重レ!キラフォレ☆」、四日市市のコミュニティFMでの番組を持つなど、堅実かつ着実な活動成果を上げているのは素晴らしいことではないでしょうか。
煌めき☆アンフォレントのメンバー
全員がアイドル好きを公言するキラフォレは、2016年からメンバーの増減を繰り返しつつ現在5人。
西ひよりは2018年1月31日に卒業したものの、同年5月14日に期間限定という形で復帰したメンバー。その経緯には賛否両論ありましたが、元リーダーである彼女には「不安定な時期のグループを助けられたら」という思いがあったそう。
少年誌でのグラビア掲載やミスiD2018という経歴を持つ彼女は、グループの一般的な認知度をより一層広げていく端緒となるのではないでしょうか。
3周年一緒にお祝いしてくれてありがと( i _ i )
— 西ひより (@nishi_hiyori) October 27, 2018
MCで全て話ししたのでここに書く事はないですが明日も楽しみましょう
1.2部の間に前髪切った.
昨日〜ピアスとカラコン変えた.
2部の物販メイク落として少しつけたしただけなのでほぼすっぴんだた
変化にあまり気付かれない私😀
さよならせぱれーと pic.twitter.com/crRfw3C9xL
金髪ボブの二条満月(にじょうみつき)はまとめ役ながら、ホワホワした声のMCというギャップを持つグループ最年長。
ライブパフォーマンスに重きをおきつつも、SHOWROOMなどのPR活動にも積極的です。
煌めき☆アンフォレント3周年記念ライブ2日目ありがとうございました!!
— 満月 るなでした🌝新アカフォローしてね (@mtkruna0901) October 28, 2018
4年目はキラフォレの二條満月だけじゃなくて
二條満月、個人としても輝く1年にしたいです。
だからこれからもまだまだみっちゃんに着いてきてね?
ホントにいつも応援ありがとう。
これからもずっと大好きだよ!! pic.twitter.com/Z5GzUYjCls
「煌めき☆アンフォレント」のセンターを務めるのは、茉井良菜(まついらな)。
アイドルが作るアイドルメディア「Pop’n’ Roll」の副編集長をつとめ、「白玉ピロリン帝国+」名義での活動経験と合わせて、多彩なアイドル像を現役アイドルならではの切り口で世に知らしめています。
ボトムラインありがと❤︎
— 茉井良菜【アキシブ】 (@aksb_rana) October 27, 2018
初披露!
新曲「儚恋(さよなら)‖セパレート」
どうでしたか💐
きっととても輝いていた初恋が儚く散っていく、未練だらけで。
でも嫌だ、嫌いだ、なんて強がって。きっと壊れそうな感情で
すごく悲しい失恋の歌、かなあ。
(個人的な解釈)
エモさ全開でどうぞ😢緊張した〜! pic.twitter.com/4XyiRJzaOy
双葉凛乃は「踊ってみた」にも自己表現の場を広げるメンバーで、加入は2018年3月。
同じくメンバーの西ひよりにアイドルとして憧れていたという情報もあり、今夏にTwitterへ投稿された2人の水着画像が話題を集めるということもありました。
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双葉と同時期に加入した谷麻由里の特徴は、なんといっても「日本ツインテール協会」ならではのツインテール。
様々な雑誌への掲載実績がありアパレルブランドのモデルを務める彼女は、芸能界で豊富な経験を持っています。
ボトムライン1部ありがとうさぎございあます💗
— 谷麻由里(まゆりん) (@mayuri_tani) October 27, 2018
サイリウムもうれしかったよ〜💗
夜は新曲だね!! pic.twitter.com/jAlBsQ8ENg
煌めき☆アンフォレントの楽曲について
「宇宙」や「銀河」といった世界観をテーマにした楽曲が大半を占める煌めき☆アンフォレント。
アニソン的カッコ良さを持つメロディに、「厨二」っぽい言葉選びがズバっとハマっており、なんとも言えない快感をもたらします。
個人的に、初めて聞いた時の感想は「なんてアイドルっぽいんだ!」。
アイドルの多様性を度々お伝えしてきたのに、こんな紋切り型の感想を持つことに違和感を感じはしたのですが、衣装や振り付け、そして楽曲を総合的に受容するにやはりこれは「なんてアイドルっぽいんだ!」なのです。
大げさではなく、一日中聞いてても飽きないのが不思議です。
東京での定期公演を成功させながらも、あくまで「三重のご当地アイドル」であることに誇りを持つ彼女たち。
確固たる意志とビジョンをもって西日本No.1アイドルを目指して邁進する姿を、西日本でも東京でも同じく目撃しようではありませんか。