レンズ沼連載、沼ロケ6日目の第5回、新プロジェクトの話は置いておいて、例のロシアシネレンズがポッキリいってしまったっていう話から、今回再開です。

登場するのは、今回も3人の沼の住人。

  • 松嶋初音(@hatsunex)レンズ沼師匠、常に新レンズゲットしてませんか?
  • 荻窪圭(@ogikubokei)デジタル師匠、今回はモデルさん
  • いしたにまさき(@masakiishitani)沼ウォッチャー、実はロシアシネレンズの広角が欲しい

いしたにまさき:えーと、要するにあのロシアシネレンズ壊れちゃったんですか?

荻窪圭:ポッキリ?

松嶋初音:パッカリ?、ポッキリパッカリ分割されてしまって

い:あーーー

荻:あ、ほんとだ。これはポッキリだ(驚)

初:全部一気に回るので、ピント合わせながら絞り変えられなくなってしまって、大変困りました

い:あららら

荻:修理しなければ

初:もともと調子悪かったので、いつかこうなる運命だったのかなと思っていたのですが、カメラの師匠と私が呼んでいる湯澤幸一郎さんに直していただきました。しかも喫茶店で

荻:おお。すごい。直せるポッキリでよかったですね

初:そしたら買った時よりめちゃくちゃ調子良くなりまして今絶好調です。無限遠も出てなかったのですが、出るようになって。ヘリコイドの構造はかなり難しいですね。分解しながら理解して修理されていました。ほんと凄い方です。すべて喫茶店で行われる沼の会合

荻:すばらしい

初:すばらしいです、ほんと

い:直せるのすごいなあ。おれなら茫然として終わりだなあ(笑)

初:ほんとですよね。湯澤さんは改造とかもガンガンやるし、ジャンクレンズ何度も直してるのでほんと凄いですよ

 

い:で、その流れで次の話を。初音さん、なんかレンズゲットしてますよね、、、

初:あっ、はい(笑)

い:ばれてますよ

初:色々最近お世話になっているロモグラフィーさんから、Minitarレンズを頂きましたーー!!!!!

い:なにーーー、まじか

荻:なんと!ロモさん

初:ウホホッ!!!

荻:それはうらやましすぎる

い:前回、私がテストしたはずなのに、、、なぜおれじゃないんだ、、、気のせい気のせい

初:それは思った(笑)

い:きっと見間違いですよ

初:あるんだなあこれが

い:ぐぬぬ

初:α7Ⅱにつけてもかわいいです!

い:まあ、でもMinitarはいいレンズです、まじで。もらったら、10倍うれしいはず

初:極薄パンケーキレンズ!めちゃ良いでっす!

い:っていうか、今気づきましたけど。これ、たしかボディも社長からの、、、

初:えへへ、全部頂き物ですね

い:よいなー

荻:社長さまさまですね

い:いや、このよいは、この写真の方へのよいです(笑)

初:Minitarは加工なしで良いので、すごく良いなあって感じます

い:Minitar、ホントいい仕事する

初:いつも加工してましたが撮って出しが出来るので、現像いらず

い:さすがロモ

初:無加工なのにこの周辺光量の落ち具合!

い:なんだ、この顔(笑)

初:オイヒィ〜ですかね?

荻:なるほどー。これはロモだー

い:そう、実にロモ

初:すごく良いレンズです。色々撮りたくなるレンズ

い:旅先の1本

初:うんうん。安心感ありますこういうレンズは、ロモだけどピントも合わせられるし(笑)。ヘリコイド付きのアダプターを併用することをお勧めします

い:ただ、少し思ったのは

初:はい

い:これで初音さん、例の広角レンズ買わざるを得ない流れじゃないですかね、これ

初:おんや……?ざわざわ……

い:まあ、気のせいですかね。見間違えですかね

初:今必死に忘れようとしているレンズですね。見ないようにしてますねえ

荻:ああなるほど。そうかもしれないですね。

初:いやあ、いただいちゃったら、なんだかね、恩返ししなきゃみたいなね。気持ちになりますよね

荻:義理と人情ですね

い:じゃあ、まあ忘れないために、ときどき私もリマインドでしますね

初:非道!!!!!おに!あくま!!

い:グーグルタスクに登録しておきます

初:大きな仕事決まったら買います……

い:毎月第3月曜日繰り返しで

初:結構リアルなスパンだ(笑)

い:で、話を戻しましょう

初:はい(笑)、よかった……

 

い:この日、初音さんは荻窪さん撮影用として、他にコンタックスT2とホライゾンも持ってきていたわけです

荻:そだ。フィルムカメラが出てきてびつくりした

初:そうです!コンタックスT2はコンパクトフィルムカメラです。今市場価格かなりやばいやつですね。でも、すごく良く撮れます。

荻:調べてびっくりしましたですよ>T2の中古価格

初:ですよね(笑)

い:もともと高いですけどね、、、

荻:まあ、コンタックスT2が出たときの人気はよく覚えてます。

初:私が持っているブラックはさらに価値が……

荻:大昔ですが

初:荻窪さんの雰囲気にはフィルムが合いそうだなとも思ったのです

い:なるほどなるほど

初:私はこれ気に入ってます。

荻:おお。フィルムだ。

初:Apple Watch見切れてる感じがいいなと。背景、喫茶店ですし、もっと撮ったらよかったんですが、、、当日雨でしたので、外でこのカメラ構えるの怖くて、室内のこの一枚だけって言う(笑)

い:あははは

初:もっと撮りたかった……

い:私、今コンタックスT2の値段調べて、びびりました(笑)

初:あはははは。怖いですよねえ、無闇に持ち歩けない値段

荻:そんなに希少なカメラってわけじゃないと思うのだが>T2

い:安めの白レンズ買える金額(笑)

初:今、めちゃくちゃ希少ですよ。市場に出たら結構すぐ居なくなっちゃう。もし購入するのであれば、状態と値段のチェックは大事です。日本のオークションだけでなくeBay とかも合わせてみると良いかもです。あと、結構言われてますが当たり外れがかなりあります。製造時期によって、レンズが違うようで、同じT2でも全然違う写りになるんです

い:黒、さらに高い!!!

初:そうです(笑)

荻:実はうちにも1台T2があるのだけど、中古値段見て、無造作に放置されてたのが、いきなり防湿庫にしまわれました(笑)

い:あははは

荻:まあわたしのカメラではないのでアレなんですが

初:あはははは、正しい!

い:ゴールドたか!!!

初:ゴールドはうちの社長が持ってますね(笑)

い:さすが社長(笑)

初:社長はやっぱりゴールドでないと

い:たしかに

 

初:で、もう一つのフィルムカメラがホライゾンです

荻:あれは強烈でした。

初:これはフィルムでパノラマが撮れるものです
(まだ現像出してない……

い:あ(笑)

荻:え。。。。どんなのが撮れたのか見たかった。。。

い:ウィーンとうごく

荻:これ、撮影するシーンを動画で見ないと面白さわからないですよねえ。フィルム時代のリアルパノラマカメラ。

初:こういう写真が撮れます。シャッタースピードによってウィーンが遅かったり早かったりと変わります。めちゃくちゃにゾーンフォーカスなので結構難しいです(笑)

い:現像お願いします(笑)

初:はい(笑)

荻:レンズが中で回転して広い範囲を撮るんですよねえ

初:そうです

荻:だから撮るのにちょっと時間がかかる

初:公式動画ありました

い:お!

荻:おお

初:わかりやすいかもです

い:そして、実はこれもロモ

初:そうなんです、ロモっ子

い:まあ、初音さんにレンズプレゼントしたロモは正しかったということです(笑)

 

荻:要するにパノラマカメラなんですよね

い:そうそう、ものとしてはかなり昔からあるんですよね

荻:そうそう。めちゃクラシックです。考えてみたら「元祖スイングパノラマ」じゃあるまいか

い:え、そうなのか。ロモすごいな

荻:レンズが自動的に回転するか、人がカメラを手動で回転させるか、の違いでやってることはスイングパノラマだよな、と

い:たしかにー

初:ロモすごい!!

 

い:ということで、この日の装備確認がここまで。ここから、雨の中野にくりだしました

初:いざ!撮影開始ですね!

 

雨の中野は、なかなかに風情があってよかったのですが、撮影は難航しました(笑)。その様子は次回で。

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