レンズ沼連載、沼ロケ5日目の第4回、CP+2018のご縁からロモグラフィーからお借りしたレンズのレビューに入ります。まずは、ロモの中望遠レンズ「Petzval」からです。
登場するのは、今回も3人の沼の住人。
いしたにまさき:さてPetzval 58 Bokeh Control(ペッツバール)ですね。これ、ある意味みんながいちばん気になってるレンズだとは思うんです。でも、なかなかこの見た目からして、挑戦できないですよね(笑)
松嶋初音:重い!ピカピカしてる!ですからね(笑)
荻窪圭:しかもレンズ機構としても面白すぎました、あれ
い:え、どういうことですか?
荻:フォーカスリングがない ← よく見ると下にダイヤルがあった ← むかし、顕微鏡でフォーカス合わせてたとき思い出す。絞りリングがない! ← 絞りプレートを自分で差し込む
い:ああ、前回プレートプレート言ってたのはそれですか(笑)、たしかにプレートすごいですよね
荻:うん
い:ロモでPetzvalを借りるとき、初音さんがこれ借りる人そういうプレートとか絶対になくす人ですよって忠告してて(笑)
初:荻窪さんは絶対なくすからって!
荻:なんでバレてるんだろう(泣)
い:ひどい(笑)
初:いつもレンズキャップとか探してるし、、、
荻:あ……
初:プレートいっぱいあるから絶対一枚は無くして帰ってくるって思ったんです
荻:何しろ、F1.9、2.0、そのあとは1段ずつF16まで穴の空いた板がついてくるんですよ。もう、何枚あるんだかわからなくなる(笑)
初:やっぱりそうですよね!、そしたらロモの社長がカラビナに付けて貸してくれました
荻:はい、ありがたいです
荻:さっきから話しているプレートって、こんな感じ
い:このプレート問題、こういう写真みないとわかんないですよね(笑)
荻:そうそう
い:プレート???ってなる(笑)
初:たしかに、不思議なレンズだ、、、
荻:なくさないようにカラビナにつけてるとこんなふうにじゃらじゃらするのです!
初:かっこいいなー、これデフォにしたほうがいいくらいカッコいい
い:モテますね
荻:しかもこれ、プレートがロックされないので、縦位置で撮ろうと右側を上にすると、するっと落ちちゃう(笑)、カラビナないとヤバかった
い:初音さんは正しかった(笑)
初:アワアワしながら撮影してる姿が想像つく
荻:でも「絞りとは何か?入門」にはめちゃいい。穴が大きいか小さいかですよーってのがまるわかり
初:確かに
い:そうそう、すごく学習効果があるレンズだと思いました
荻:で、結局、ボケを楽しみたいので、小さな穴のプレートは使わないんですが(笑)
い:あはは
初:そうなっちゃいますよね(笑)
荻:あと、ダイヤルをぐるぐる回すフォーカシングはめちゃ使いやすかった
初:私も触らせてもらいましたがアレは良いですね。思ったより、ずっと楽
荻:そうそう。フォーカスリングだとたくさん回さなきゃいけないけど、これだと指先だけの操作なので、構えていて安定するの
初:もっと不便なのかと思っていたら、使ってみると全然印象違いますね。このレンズでネックになるのは、重さくらいかな(笑)
荻:このクラシックな仕組みは楽しかったですわ
い:とにかく迫力がある(笑)
初:重さ量らなかったけど、テックアートにつけたら大変そうな感じでした、、、
荻:(笑)
初:ウィィ……ウィ……ってなるのが想像できる……
い:それは、、、
荻:そうそう、でも写りはめちゃ個性的
初:写りびっくりしますね。グリューンって、写真がエンカウントみたいにもなる、ドラクエとかで戦闘が始まる感じ
荻:ボケ方を1〜7まで選べるんだけど、7にするとこれ。中心はキリッとしてて、ボケてるとこがぐりんぐりんする
▼ボケレベル1
▼ボケレベル7
い:ぐるぐるしてる(笑)
初:ギュウン!
荻:で、フォーカスが合っている点に近いものは周辺に行くほどハデに放射状になるので面白い
初:エンカウントしてる!!!
荻:そうそう。右手に持った謎の光るアイテムでエンカウント!
初:ちょっと走ってる感じのボケ感ですよね
荻:使いこなすの大変そうだけど、面白いレンズだわー、これ
い:日常がRPG(笑)
初:常に敵と遭遇(笑)
荻:「百式RPGレンズ」ということで。。。
い:しかも最近、さらに金色に光る「Daguerreotype Achromat」というレンズまで出たんですよね、、、ところで、このレンズで、猫の撮影できました?
荻:私のascii.jpの猫連載でも、どかんと出しました