私の中でこのグループを紹介することには抵抗がありました。

バックボーンからして、彼女たちはブレイクを約束されているように思えたからです。

「イコールラブ」(略称は、イコラブ)が売れるのは既定路線なんだと、穿った見方をしていたからこそ、ここでご紹介するには及ばないなと考えていたのです。

しかし、実際に楽曲を聞き、パフォーマンスを目の当たりにしたあと、私の中では全く別の感情が沸々と湧き上がっていました。

「イコールラブ」は売れる。アイドル好きならば皆そう思っているでしょう。だからこそ、アイドルに興味のない人たちに届くよう、ここで彼女たちを紹介しておきたいと。

「皇帝」が注入したアイドルDNAがブレイクを約束する

「イコールラブ」が持つ最大の特徴は、AKB総選挙を3連覇した指原莉乃(HKT48・STU48)がプロデュースしているということ。

もともと熱烈なハロプロヲタであり、2007年にはAKB48の5期生に合格。2008年の「大声ダイヤモンド」で初めての選抜メンバーに選ばれると、あとはトントン拍子に出世。

スキャンダルをも糧にして、現在は多数のレギュラー番組を抱え、「国民的アイドル」の枠さえも飛び越えて、大人気タレントとして活躍しています。私は勝手に「アイドル界の皇帝」と呼んでいます。

そんな指原莉乃が、自らが持つ「アイドルヲタク」という知見と「トップアイドル」のノウハウを注ぎ込んだアイドルグループこそが「イコールラブ」。これまでそんなグループがあったでしょうか。

「イコールラブ」は指原莉乃のほか、代々木アニメーション学院による声優教育という要素も加味されているため、「声優アイドルグループ」という位置づけ。昨今の声優ブームを取り込むとは実にしたたか。

2017年9月6日に発売されたメジャーデビューシングル「=LOVE」は、指原莉乃自らの作詞でオリコンデイリーランキングで2位、ウィークリーで最高位8位を獲得。極めて順調な滑り出しとなりました。

その詩もキャッチーなワードの繰り返しだったり、違和感を作るように細かく散らされた英単語などアイドルを知り尽くした指原ならではの内容。師匠である秋元康から受けた薫陶をいかんなく発揮したと言えそうです。

そして、振り付けはAKB48の新たな時代を築いた「大声ダイヤモンド」以降、数々の大ヒット曲を手がけてきた牧野アンナ。

結果として随所に、「AKB48黄金期」を感じさせるような振り付けが散見され、かつてを知るファンからすると懐かしささえ感じるのではないでしょうか。

高度なダンスをこなすアイドルも珍しくないなか、あえてダンスというよりは歌詞を動きで伝えるような「振り付け」に徹したように見えるのも、アイドルらしさを強く意識しているように感じます。

長々と引っ張りましたが、こちらがデビュー曲「=LOVE」です。

そして、似てるなって思ったAKB48の「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」がこちら。

では個々の能力はというと、それはそれでハイレベルです。

オーディション時にはダンスが全く踊れなかったメンバーもPV撮影時には仕上げてきたそうですし、センターを務める高松瞳をはじめ歌唱力も一定以上のものを感じました。

とにかくAKBっぽさを随所に感じさせるイコールラブですが、そこは大きく違うところ。

かつてのAKB48は「クラスで4、5番目くらいに可愛い女の子」が舞台公演を重ねていく中で成長することをファンが支えていくという構図がありましたが、イコールラブはデビュー段階ですでにちゃんとしたエンターテイナーとなっています。

そこに至るまでには短期間での、並々ならぬ努力の過程があったことでしょう。それもYouTubeにて確認することが可能ですよ。

アイドル業界では珍しくなくなった握手会のシステムも「イコラブ」は採用。握手券付きのCDが販売されています。さすがに本家のように幕張メッセのような大会場ではありませんが、そうなる日も遠くないかもしれません。

とにかく「大人」のバックアップがしっかりしている、蓄積されたノウハウを発揮する環境も用意されている。あとは、本人たち次第・・・

イコールラブ、今のうちに注目しておいて損はありませんよ。

プレイリスト

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