かつての松田聖子や中森明菜は、まさにアイドルとして完璧な存在でした。

誰がどんな場所から、どの立ち位置から見ても等しく遠く手が届かない神々しいまでの偶像でした。

しかし、「アイドル戦国時代」と言われて久しい今日、アイドルと呼ばれる(名乗る)存在がどれほどいることか!国民的と冠される秋元康プロデュースのグループだけで400人を越えているんですよ!

そして東京アイドルフェスティバル(TIF)に参加したアイドルはなんと約1000人!

日本中のアイドルが来ていたとしても、今の日本は12万7千人に1人がアイドルということに・・・

誰もが知っているアイドルなんてものは遠い幻と消え、名前を聞いてもわからない、知りたいと思って検索してもやっぱりわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。

そんな方の一助となるべく、これから今注目のアイドルをご紹介&解説していきたいと思います。

テレビにはあんまり出てないし、楽曲を耳にする機会も少ないアイドルばかりにはなりますが、大丈夫。YouTubeにたくさん「資料」がありますから!

現アイドル界で随一の歌唱力「predia」

最初にご紹介させていただくのは、predia というグループです。

平均年齢は27歳、「可愛いだけじゃ物足りない、大人の遊び場へようこそ」というキャッチフレーズを掲げており、歌唱力の高さが話題となっているアイドルグループです。

メンバーそれぞれの芸歴も長く落ち着いていることから、とっつきにくさを感じる人も多いようですが、握手会など実際に生で触れ合うとその気さくさ、いじりやすさというギャップに驚くほど。

言うなれば「良いお姉さん」といった感じです。

グループとしての活動歴は7年、2014年のメジャーデビュー後も着実に活躍しており、最新シングル「ヌーベルキュイジーヌ」は2017年7月3日付きのオリコン週間CDランキングで10位にランクイン。ジャニーズWESTやゆずといった競合ひしめくタイミングでの順位は実力を示していると言えそうです。

しかし、それでも一般的な知名度があまり上がらないというのは悲しいところ・・・

お聞きの通り、その歌唱力は圧倒的です。

それも1人上手いメンバーがいる、という程度ではなく、メインボーカルを筆頭にソロでしっかり唄えるメンバーが複数人いる。そしてそれが「まあまあ聞ける」ってレベルではないのです。

そもそも、前述した松田聖子や中森明菜は、ぐうの音も出ないほど高い歌唱力を持っていましたし、一部を除いてアイドルがある程度歌唱力があるというのは当たり前だったように思います。

それがいつからか ーおそらくはAKB48からー 歌が上手くなくても構わないという風潮になってきてしまいました。ファンがアイドルを育てるような気持ちするための戦略だったのかもしれません。

しかし、prediaは違う。圧倒的に歌が上手い!!

メインボーカルの湊あかねは、魂を震わせる力強い歌声が特徴で、初めて聞いた時は思わず笑ってしまいました。あまりの上手さと衝撃に笑ってしまったんです。

勝手に「アイドルの歌唱力」に枠を設けてしまっていた自分が恥ずかしい。皆さんが想像している上手さの2倍は上手いですよ!

単独で「ものまねグランプリ」に出場して、その歌唱力を高く評価されるということもありましたね。

もう一人、村上瑠美奈は伸びやかで滑らかな歌声が持ち味。

大人のアイドルグループであるprediaには、やはり大人っぽい楽曲が多いのですが、ただ上手いだけではない声質と歌唱力で湊と共に支えているのが、彼女です。

この二人は、「もちとちーず」というユニットを組んでおり、YouTubeでカバー曲を歌ったりしています。

なお、個性という点で言うとこの二人以外にも現役保育士でもある、まえだゆうに注目です。歌とダンスはしっかりできるのに、言動は意味不明。

あだ名と一人称は「ちゃんころぴー」、愛犬の名は「びーたむそんそんそん」、憧れの存在は「忍者」・・・トークでもその変人ぶりは際立っているバラエティ担当メンバー。

では、ここで先だって行われたアイドル横丁フェスティバルでの野外ライブの模様をご覧ください。もちろん生歌ですので、prediaの歌唱力の高さを確認していただけるかと思います。

ロックコンサートかというほど激しいファンや、ときに「ピンチケ」と揶揄されるマナーの悪いファンも珍しくないアイドルの現場において、さすが大人の遊び場に来る方々は秩序が取れています。

気になってライブに言ってみようかなという方がおられても、安心できる現場だと思うので、貴方も大人の遊び場に遊びに行ってみてはいかがですか?

 

プレイリスト

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