元値は高い、という印象がありました。2万円近いプロダクトと考えると、サウンドはもーちょっと頑張って欲しいなって。
でもですね。Lighitning対応モデルで3,200円くらい。microUSB対応モデルで1,800円くらいなら、買い。バッテリーなどの充電を必要とせず、重ねてベルト留めする必要もない。スマートフォンとイヤホン/ヘッドホンの手を取り合うケーブルとして使える簡単さと、ググッと高まる音質は買いです。2015年発売モデルですが、いまでも1万円前後の外部DACと戦える音質ですよ。
CDに含まれている音楽データは、44.1kHz/16bitのPCMです。このスペックをカンタンに紐解くと、音域はサンプリング周波数の半分である約22kHzまで、ダイナミックレンジは20 log(65535)=約96.3dbとなります。ぶっちゃけこのデータ量でも、日常的に聴くなら問題ナッシング。
でも僕らがデジカメのセンサーにさらなる高画素化・高感度化を求めているように、音響面でもハイビットレートでさらなる芳醇なサウンドを求めたくなるのは仕方ないもの。男の子ですもの。いままで見えなかった/聴こえなかった世界にドラマを感じちゃいますもの。
んで、ハイレゾ音源という枠組みに注目度が高まっています。曲数も段々と増えてきましたし。
PCであれば比較的簡単に再生できます(例えばMacならば、本体のみでも96kHz/32bit-float再生が可能)。スマートフォンで鳴らすとなると、ONKYOのグランビートやGRANBEATといったハイレゾ再生対応スマホを選択するか、デジタル接続できる外部DACが必要です。
スマホ対応の外部DACの中でも、かなりのお買い得状態となっているのがエレコムのLightningオーディオアダプター「LHP-AHR192」シリーズです。ケーブル型でコントローラ部にはクリップもあるから使いやすい。なかなかにパワフルなアンプも搭載して価格は約3,200円。発売当初の元値から比べると80%オフ。買いましたね。速攻でポチりましたよ。
久しぶりに聴いてみましたが、躍動感が気持ちいい。低域がタイトに引きしまり、ドラムとベースのアタックが明瞭化します。また中高域も伸びやかに。ボーカル曲ともマッチします。
こちらはmicroUSB端子のAndroid用「EHP-AHR192」シリーズ。1,800円ほどで90%オフって、よほど売れなかったのでしょうか。涙の物語です。上記のiOS用と比べてホワイトノイズが目立つという声があるので、購入の歳にはご注意ください。
いいイヤホンとか持ってないんだよなー、というiPhoneユーザーの皆さまにお知らせしたいのは「LHP-CHR192」シリーズ。EHP-CH2000をベースしたハイレゾ対応イヤホンが付属するセットモデル。イヤホン単体で購入するよりもお安い約3800円。どういうこと?