前回はiQOS化のメリット・デメリットの話をしました。

喫煙者としての生活がどうなったのか、という話です。今回は、iQOS 2.4 Plusはタバコとしてどうか、初代モデルに比べて何が変わったのかという話をしましょう。

購入の経緯は前編を読んでいただくとして、iQOS 2.4 Plusを無事購入できました、というところから。

前モデルに比べてこじゃれた箱になっております。選んだ色はホワイト。

箱をあけます。

左にあるのがポケットチャージャー。何度も書いているとおり、ホルダーケース兼モバイルバッテリーですね。

右がホルダー。これに専用のたばこスティックを挿して吸います。

ちなみに旧型との違いはこんな感じ。

左は旧型、右が新型。旧型はLEDがグリーンでしたが、新型はホワイトになっているなど新型はイマドキっぽい意匠となってます。

サイズは同じ。ホルダーは互換性があるようで、互いにホルダーを交換しても充電可能でした。予備として使えそうです。

さて箱は二段になってて、この下に付属品やマニュアルがはいってます。

左下がACアダプター。左上がクリーニングブラシ。右がクリーニングスティックとUSBケーブル。

iQOSは燃やさないとはいえ、吸うとじゃっかんのカスは出ます。たくさん吸うと堪ります。一箱分吸ったくらいのタイミングで、クリーニングブラシを使って掃除するのが推奨されてます。

カプセル状のクリーニングブラシをかぱっとあけると中にブラシがついてるのでそれでぐりぐりと掃除するわけです。

クリーニングスティックは、iQOSお掃除専用の綿棒と思ってOK。そのお試し版って感じで10本ついてます。

あ、当たり前ですが、同時に専用のたばこスティックも買っておくこと。

マルボロブランドでメンソールが3種類、非メンソールが3種類用意されています。

下の写真は「スムーズレギュラー」。軽めのヤツです。

充電したら吸うべし

まずはポケットチャージャーに充電。いわゆる「USB充電」で、microUSB端子がついています。

本体にACアダプタが付属しますが、一般的なモバイルバッテリーやUSB-ACアダプタでも普通に充電できました。充電中は4つ並んだインジケータが点滅します。下の写真は半分ほど充電された状態です。

とりあえずわたしが普段使っているACアダプタやモバイルバッテリーは利用可能でしたが、メーカーは純正品以外は保証しないのでそこは自己責任でどうぞ。

iQOSでタバコを吸うときは、「ポケットチャージャー」に充電をし、「ポケットチャージャー」にいれた「ホルダー」に充電します。

アップルのAir Podsと同じですね。

ホルダーをポケットチャージャーに差し込んで蓋をカチッと閉めると、ホルダーへの充電がはじまり、インジケーターが明滅をはじめます。

新型のiQOS 2.4 Plusの場合、ホルダーの充電に約2分かかりました。前モデルに比べて充電時間は短くなってます。

充電が完了したらホルダーを取りだし、たばこスティックを差し込みます。抜いた瞬間にインジケータが白く点灯することで充電完了を視認できます。

当たり前ですが上下逆には差し込まないように。この写真くらいぐいっと差し込めばOk。

そしたら、ホルダーの電源ボタンを長押しして電源オン。iQOS 2.4 Plusの場合電源がオンになるとホルダーがブルッと震えるのでわかります。

前モデルではインジケータの点滅で確認してました。細かい改良点ですね。

この時点ではまだ吸えません。加熱ブレードの温度が上がるまでちょっと(20秒くらい)待ちます。

あとは普通に吸うべし。

口に煙が入ってくるわけじゃないので最初は物足りないかもしれませんが、喉への刺激は明らかに減っていて、吸いやすいと感じます。

ある程度吸うと、ふたたびホルダーがブルッと震えます。これはまもなく終わりますよという合図。旧モデルではインジケータの点滅のみでしたので、新しい方が吸い終わりを感知しやすくなってます。

仕様上は1本あたり6分間あるいは14回吸い込めるようになってます。

ちなみに途中で吸うのを止めたいときは電源ボタンの長押しでOkです。それで電源が切れます。

1本吸ったら、またホルダーの充電。次の1本を吸うまで待たねばならないのでチェーンスモーキングができないわけですが、チェーンスモーキングなんてするなよ、で済ませてよいかと思います。だめ?

個人的には無闇に吸いまくるのを防止できてよい感じです。

吸い終わったらたばこスティックを抜いて捨てるわけですが、このときの手順が大事。

ホルダーのキャップ部分を上に引いてスライドさせて(つまり、たばこスティックを加熱ブレードから抜いて)から、スティックを引き抜きます。そうしないと、スティックの中身がホルダーの中に取り残されてしまうのです。

慣れるまではキャップ引き抜きを忘れてたばこスティックを抜くという事故をやらかします。

慣れてもやらかします。

そういうときは冷静に、キャップを全部引き抜いてから中身を引っ張り出しましょう。その辺に転がってる爪楊枝などを使って引っかけて引き出してやれば簡単に出てきます。

このように写真と文章で説明するとなんだか作法がややこしいわけですが、慣れれば大した問題ではありません。

iQOSは紙巻きタバコに置き換わるか

iQOS 2.4 plusは前モデルのマイナーチェンジで、見た目はちょいとゴージャスっぽくなったくらいでたいして変わってませんが、中身は前モデルへのフィードバックをしっかり反映してるなと思わせてくれました。初代機で顕在化した細かな欠点を次世代機で修正してくるという、ガジェットによくあるパターンです。

価格は1000円ほど高くなりましたが(これは残念な点)、今から買うなら新型でしょう。

喫煙者にとって一番気になるのは、iQOSは紙巻きタバコを置き換えられるかどうか。

iQOSのポイントは、ほんもののタバコ葉を加工したスティックを使うこと。ですからちゃんとタバコの味がします。

今のところマルボロブランドのみ、と、種類が少ないのは残念ではありますが、それほどクセのある味ではなく、長年ナチュラルアメリカンスピリット(いわゆるアメスピ)を吸ってたわたしでも1週間くらいで慣れました。

今や、たまに紙巻きタバコを吸うと、喉への刺激が強くて、口腔内の水分をもってかれちゃう不快感があるくらいです。

もちろん人それぞれではありますが、個人的には完全に置き換え完了いたしました。

おすすめです、iQOS。