MODUL.JPについて
MODUL.JP(モジュールドットジェイピー)へようこそ。
MODUL.JPは、ファンと企業とみんなのためのタニマチ式WEBマガジンとしてスタートします。
日々を楽しくするガジェット・小ネタ情報、そこにタニマチの企業・ブランドの情報を織り交ぜて、日々更新していく予定です。モットーはゆるふわよりながふわです(ながふわってなんだ?)。
タニマチ式ってなに?どういうこと?という人もいるでしょう。そこでMODUL.JPを始めることになったきっかけからはじめてタニマチ式についてのご説明をさせていただきます。
2016年という年は、WEBで情報発信を続けてきたものにとって、いろいろと考えさせられることの多い年でした。まず、読者の情況でいえば、スマホシフトの完了です。2017年早々に週刊文春が文春オンラインをしかけてきたのも、そういった状況を反映してのことだと思います。
そして情報を発信する側としては、やはりキュレーションメディアの一連の問題は避けて通れません。しかし、この騒動の中でひとつの言葉が生まれました。それが「MERYロス」です。なぜMERYロスという言葉が生まれたのか? MERY読者の子羊さんたちにとっては、MERY=インターネットでした。通勤通学時も、仕事や授業の合間も、ランチ時も帰宅時も家のなかでもMERYにアクセスしていたのに、一夜でなくなってしまった。他のWEBメディアを見ても、あの自分たちと同じ目線の場は少なく、落ち着かない。私たちの場所を返して! という感情が、MERYロスを生んだのではないでしょうか。そしてMERYという存在は、読者にそれだけのインパクトを残したのだと思います。
また企業とファンの関係も変化し続けています。企業とファンの関係は実はとてもシンプルです。ファンはいつでも情報を欲しがっており、企業はファンに情報を提供したいと思っている。問題は、そのデリバリーの形です。
企業活動である以上、企業は最大効果を求めます。ファンはファンである以上、ファンのハートにがっつり刺さる情報を求めます。そしてまともな記事にはコストがかかります。そこで、ここ最近模索されてきたのが、記事広告とオウンドメディアです。記事広告とオウンドメディア、どちらにも長所と短所があります。
記事広告はメディアの力を最大限に利用できる反面、それなりのコストがかかります。記事の内容によっては、メディア読者から受け入れられない危険性も持っています。オウンドメディアは記事1つ1つについては、記事広告と比較すれば、低コストにできますが、オウンドメディアそのものの運用にはそれなりのコストが必要です。またオウンドメディアは基本1社の話をし続けるので、ネタ切れというリスクを持っています。同時にオウンドメディアの読者を育てなくてはいけないという時間的なコストも見ていく必要があります。
そして、最大の問題は記事広告とオウンドメディア以外に選択肢が少ないということです。
- 記事広告ほどのコストはかけられないけどファンに届けたいネタはたくさんある
- 公式サイトでは使えないけど絶対にファンなら喜んでくれるネタがある
- プレスリリースするほどじゃないんだけど、会社的にはかなり熱量高いネタがある
- 自分たちで言うと自慢というかドヤ顔になってしまうんだけど、ファンには知って欲しいネタがある
- 自分たちのファンのために、とにかく毎日なにかネタを出したい
上のような企業の広報やマーケティングの部門などが持っている課題に対して、記事広告とオウンドメディアをどんどんやっていける企業はそれほど多くありません。その理由は基本コスト問題です。
そこで今回われわれが考えたのがタニマチという方式です。
つまりWEBでの情報発信に対して、スポンサードしてくれる企業を複数つのって、それらの企業とは別の運営元を作るということです。
そのWEBはすでにスポンサードされている状態なので、記事広告やメディアジャックのような広告メニューは設定できません。そしてスポンサードしてくれる企業がいることを読者に伝えておく必要もあります。なぜならタニマチからの期待にこたえるために運営側は全力で忖度するからです。
そして複数のタニマチをかかえることで、WEB媒体としての1社辺りのコスト負担は記事広告やオウンドメディアと比較すれば、かなり抑えることができます。
さて、タニマチ式としたのはいいですが、別の運営元でやっていく以上、なにかしらの方向性が必要です。そこでわれわれの頭をよぎったのは、さきほどのMERYロスという言葉でした。しかし、われわれはおっさんです。
おっさんにはMERYロスどころか、ロスする元になるMERYすらないぞ、おれたちだってMERYが欲しい!
ということで、このMODUL.JPの目標は「おっさんのMERY」を作ろう!となりました。
タニマチ式WEBマガジンとは何か?
スポンサードしてくれるタニマチに対して配慮することが前提となっている以上、WEBメディアという言葉は使えません。メディアにはどこかで、特にネットにおいては、中立性を求められます。しかしタニマチ方式を選択した以上、メディアとしての中立性からはどうしても離れます。またそれを隠すことは読者に対して不誠実な態度にもなってしまいます。そこでWEBメディアではなく、WEBマガジンという名前を選択しました。
またMODUL.JPという名前は、いろいろな書き手が自分の持ち味を複数持ち寄って、別の新しい価値を生み出していこうという理想の形を込めて、モジュールという言葉を使いました。本来のモジュールの表記はModuleですが、そこからeを取ってModulとしました。
なお、このWEBマガジンのデザインはテンプレートをベースにして、@cazuki にかなり細かいところまで調整をしてもらいました。「どこかに本家があるような日本語版のWEBマガジン」を作りたいというオーダーに対して、十分にこたえてくれました。ありがとう。もちろんデザインもスマホファーストでやっています。
タニマチ企業・ブランド一覧(過去の実績を含む)
MODUL.JPのタニマチは以下のみなさんです。まだこれからというWEBマガジンに対してスポンサードしていただいて、メンバー一同身が引き締まる思いです。
- FOSSIL
- MISFIT
- TrackR
- InstruMMents
- Cheero
- 3M JAPAN
- PFU
みなさんありがとうございます。
タニマチ記事の表記について
MODUL.JPの記事は通常の記事とタニマチに関連する記事で構成されています(いきます)。タニマチには、MODUL.JP全体にスポンサードしてもらっていますので、もちろんWEBマガジン全体にタニマチからの影響はあります(断言)。ただし、スポンサードとは言っても、記事広告のように記事そのものへの編集権の介入のようなことはありません。もちろん書き手もファンの1人ですから、タニマチの魅力がファンに伝わるように全力でがんばるのみです。
しかし、それでもがっちりタニマチに関することが記事の内容の主体となっているものと、そうでないものに区別はつけます。
そこで、タニマチ記事に関しては [タニマチPR] という表記をタイトルの先頭に記載します。タイトルに [タニマチPR] という表記をすることで、ソーシャルメディアなどで記事がシェアされても、通常記事とタニマチ記事が区別されて読者に伝わっていくことを考えています。
このMODUL.JPを準備している間、常に頭の中にあった言葉は「結果的に」という言葉です。英語でいえば、eventuallyとなるでしょうか。あわてずに、それでも成果に対してひたひたと進めていくそんな場になっていけばいいなと思っています。
以上、タニマチ式WEBマガジン MODUL.JPのスタートに際して、編集長としての考えを整理して表明する次第です。
なお、6月はプレオープンとして、いろいろと運用試験期間とさせていただきます。
MODUL.JP編集長 / いしたにまさき(@masakiishitani)
【以下、編集後記を追加】
なお、MODUL.JPのタニマチさんは常に募集中です。まずは気軽にお問い合わせください。