カナダのベンチャー企業D-Waveは、世界初商用「量子コンピュータ」を発表した。
実は、この「量子コンピュータ」の動作原理である「量子アニーリング」を開発したのは日本人研究者、西森秀稔氏である。
「量子アニーリング」は組み合わせ最適化問題を解くことを目的として開発された量子計算の方式である。人工知能に応用できるこのマシンは、アメリカ政府、グーグル、NASA等、世界中の企業が活用している。
例えば、グーグルはグーグルグラスに組み込まれたまばたき検出ソフトの開発をしている。ロッキード・マーティンやNASAは、航空機の制御ソフトのバク検出や系外惑星探索などを組み合わせ最適化問題として表現し、マシンで解析する試みを行っている。
「量子コンピュータ」は特に機械学習・ディープラーニングにどのように応用されるのか。どのようにして量子力学で計算するのか。
D-Wave社は「量子アニーリング」のハード的な実現を学界が疑問視して競争相手が現れない間に、すでに追随が困難なレベルに達している。日本はこの分野において、世界をリードすることができるだろうか。
ノーベル賞級の開発をした「量子アニーリング」発案者本人が語る。
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